要旨
自閉症に関連する問題は無数にあるため、親はしばしば代替療法を検討する。調査は、無作為二重盲検プラセボ対照クロスオーバーデザインにより、自閉症児の言語能力に対するトマティス法の効果を明らかにするために行われた。その結果、研究期間中、大半の児童が言語能力の全般的な改善を示したが、それは治療条件とは無関係であることが示された。グループ1(プラセボ/治療)の治療による変化率は17.41%、プラセボは24.84%であった。第2群(治療/プラセボ)の変化率は治療で-3.98%、プラセボで14.15%であった。この結果は、自閉症児にトマティス法を用いても言語の改善が見られないことを反映している。
著者:ブライス・A・コーベット、キャサリン・シックマン、エミリオ・フェレール
キーワード自閉症、トマティス、代替療法
発行:2008年