原初の傷:母親の喪失と自己意識


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自己の完全性は、自我の健全な発達と他者との関わりの能力にとって必要である。自己の基本的な善性、あるいはある著者が「自己の理想的な状態」と呼ぶものに傷がつくと、健全な自我の発達のタイミングと順序が妨げられ、私が「原初の傷」と呼ぶものが生じる。 

NeuraSonic は、子宮の中(受胎から生後数ヶ月までの間)の古い記憶と再びつながるのを助けることが知られている。そうすることで、癒しの旅が始まり、可能になるかもしれない。


NeuraSonic は、胎内の古い記憶と再びつながるのを助けることが知られている。


これは『原初の傷』からの抜粋である。ナンシー・ニュートン・ヴェリエ著『養子を理解する』(1993年)より抜粋。第3章 

自己の完全性は、自我の健全な発達と他者との関わりの能力にとって必要である。自己の基本的な善性、あるいはある著者が「自己の理想的な状態」と呼ぶものに傷がつくと、健全な自我の発達のタイミングと順序が妨げられ、私が「原初の傷」と呼ぶものが生じる。 

この傷は、乳児が母親のアイデンティティから自分のアイデンティティを切り離し始める前に生じ、その結果、自分の一部が消えてしまったという感覚に陥り、乳児は不完全さや全体性の欠如を感じるようになる。その不完全性は、自分のルーツから切り離されたという系譜的な意味だけでなく、身体的な不完全性という感覚でも経験されることが多い。

母親が子どもの自己の役割を果たすだけでなく、実際にその自己である原始的な発達段階で手放された子どもにとって、私たちは「第一の愛の対象」の喪失だけでなく、自己の一部の喪失を扱っているのかもしれない。その原始的な段階では、子どもは母親や自己の喪失を嘆き悲しむことができず、さらなる喪失から身を守る必要から、偽りの自己を採用してしまうかもしれない。

偽りの自己が、おとなしく従順な子どもの形をとっている場合、その子どもはうまく適応しており、心理的苦痛を味わっていないとみなされる。しかし、自分の苦痛を示し、両親の献身を試そうとするあまり、行動に出てしまい、精神科やグループホーム、刑務所に入ることになる人もいる。どちらも真の自己からではなく、偽りの自己と深い喪失感から行動しているのだ。 

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